Finaleと青く見えるSibelius(1865-1957)

大げさなフィクション

この種のソフトでは、シェアという理由から最初にファイナルを選ぶ人が多いのではないだろうか。だがこいつの本当のウリは、シェアではなく『未知性』だと思う。やりたいことはわかっているのに、どうすればその操作ができるかがわからない。攻略するためには推理を駆使するしかない。操作性が悪いと評価する人もいるが、それを含めてこのソフトなのだ。この独特の操作性と、次の一手を推理していく面白さ!一手間違えただけでアクシデンタルが入り乱れる。ロードでさえ気が抜けない。これが面白いと感じられないならヌルゲーでもやっているがいい。超大作すぎて、私は3年以上かかってもクリアできていない。取説がなければとっくにゲームオーバーしていただろう。
そしてある日、知り合いがそのヌルゲーに浮気してこう言った。「こんなに使いやすかったなんて。もっと早く使ってみればよかった」

楽譜とフォント

国内で出版されている楽譜は、手書きものを除けばほとんどはフィナーレで作られているそうな(いまのところは)。気になる音楽記号用フォントだが、国内のFinaleで作られる出版譜の大半が『Chaconne』を使っているとのこと。『Kousaku』や『Maestro』などを使っているなら変更してみるのもおもしろい。